佐久間由衣、高橋文哉、奥野瑛太、酒向芳、津田健次郎が「最愛」に出演決定

TBS系で10月スタートの連続ドラマ「最愛」(金曜午後10:00、開始日未定)に、佐久間由衣、高橋文哉、奥野瑛太、酒向芳、津田健次郎の出演が決定した。

吉高由里子が主演を務める本作は、殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央(吉高)と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平)、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)の3人を中心に展開するサスペンスラブストーリー。

佐久間は、今回の事件で初めて大輝とコンビを組む所轄刑事・桑田仁美を演じる。男だらけの警察組織の中で軽やかに生きる若手刑事で、あだ名は「桑子」。高橋は、梨央が代表取締役社長を務める「真田ウェルネス」専務の後藤(及川光博)指示の下、会社の情報や梨央の素行を探る情報屋を担う。同系の「着飾る恋には理由があって」で演じた癒やし系男子とは対照的なミステリアスな役どころだ。また、奥野は、梨央の兄で「真田ビジネスサービス」の社長・真田政信役を務める。両親が離婚後、政信は母・梓(薬師丸ひろ子)、梨央は父・達雄(光石研)に引き取られ、育てられてきた。優秀な妹と比べられることが多く、政信は梨央を何かとライバル視しているキャラクターだ。

そして酒向は、15年前に失踪した子どもを探し続ける父・渡辺昭に扮(ふん)する。妻と離婚後、男手一つで子どもを育ててきたシングルファーザーで、自身も事件に巻き込まれていくという役柄だ。さらに、数多くのアニメや洋画の吹き替え、ナレーターといった声優業、舞台や映像の俳優業を中心に、多方面で活躍する津田は、警視庁捜査一課係長・山尾敦役を担う。交番勤務時代からの地道な捜査活動と成果が評価されて、警視庁捜査一課に配属。松下演じる大輝の上司で、観察眼が鋭く、部下からの信頼も厚い人物を演じる。

登場人物それぞれの思惑が絡み合い、封印したはずの15年前の“事件”が再び動きだすスリリングで上質なストーリー。「アンナチュラル」(18年)、「MIU404」(20年)の新井順子プロデューサーと演出の塚原あゆ子氏、そして2人と「リバース」(17年)でタッグを組んだ脚本家の奥寺佐渡子氏と清水友佳子氏が完全オリジナルで描く物語に注目が集まる。

佐久間は「すてきな共演者やスタッフの皆さまとは初めましての方が多いので楽しみな部分と、オリジナル作品ということで私自身も先がどうなるか分からないというワクワクした気持ちで胸躍らせながら台本を読ませていただきました。15年前の事件を基に、現在へとつながっていく物語なのですが、過去のパートにも胸がいっぱいになるシーンが多くて…。私は現在に登場する刑事の役なのですが、真相を追っていくにつれてどんな真実が待っているんだろうと楽しく考察しながら台本を読ませていただいています」と展開に期待し、「初めての刑事役なので、自分のスーツ姿にソワソワしているのですが、刑事として事件を突き止めていくことを、私自身としても楽しみたいと思います。難しいセリフをしっかりと言えるかと心配ですが…(笑)、真実を伝えていく役だと思うので、説得力のある役柄にしていきたいと思います」と意欲を燃やす。

高橋は「新井プロデューサーと塚原監督と違う作品でまた一緒にお仕事をさせていただけるということで、楽しみが詰まっています。台本はどんどん次が気になって、二転三転しつつ読み手によって解釈の違うところもあったり、いろいろな楽しみ方ができる作品だと思いました」と作品について語り、「僕が演じる役は今までにない要素が多いので、自分の全力を注ぎ込んで、いい役にしていきたいと思います。不安な部分もありますが、新しいことにチャレンジするので、役作りのアプローチ方法などクランクイン前に固めて万全な状態で撮影していきたいです!」と意気込み十分。

「まさか自分にオファーをいただけるとは思ってもいなかったので、正直びっくりしました」と心境を明かす奥野は、「主人公の梨央もそうなのですが、登場人物全員が一筋縄でいかない人ばかり。その中で梨央を中心にいろいろな話が展開されるんじゃないかなと、ワクワクした気持ちで一気に台本を読んでしまいました」と感想を話す。そして「以前、違う作品で薬師丸さんの義理の息子を演じさせていただいたのですが、今回は実の息子ということで同じ息子でも相当違うと思うので、どうなるのかなと楽しみです(笑)。まだ2話までしか台本を読んでいないのですが、先の展開が読めなくて、それぞれの人物の背景が濃く描かれているので、脚本や現場の目まぐるしい変化も楽しんでいきたいです」と柔軟な姿勢で撮影に臨む。

酒向は「『MIU404』で新井さんと塚原さんから出演のお話をいただいて、今回またお声がけいただきうれしく思います。俳優にとって一番のご褒美は報酬ではなく、“次の仕事”だということはよく聞きますが、今回またご一緒できるということでやはりうれしいですね」と喜びを伝える。続けて「『最愛』は出てくる方々にとっての最愛は誰か、最愛の人をどうするのか、最愛の人をどうしていくのか…普遍的なことだとは思いますが、この時代にとても合っているなと思いました。自分自身にとっての最愛についても考えましたね」と打ち明け、「スタッフや共演する方々から(芝居に対して)どういう注文が来るのか今から楽しみです。『え!?』というような注文があると楽しくなりますから。若かったら『頑張ります!』と言いたいのですが、この歳で頑張っちゃいけないこともあると思うので(笑)、常に自分の中の平常心を保って臨みたいと思います」と撮影に対するスタンスを語る。

「オファーをいただいてビックリした気持ちもありつつ、とてもうれしかったです。ドラマ作品への出演はあまり経験がないのですが楽しみですね」と胸を躍らせる津田は、「ミステリー仕立てで緊張感のある物語なのですが、僕も先が読めないので視聴者の皆さま同様、先々のストーリーを楽しみにしています。また、現場でどんな雰囲気で撮影していくのかも楽しみです。共演者やスタッフの皆さんと一緒に楽しい現場にできればと思います。お芝居をするのが好きなので、どのような役にしていこうか楽しみな部分もあるので頑張っていきたいです」と撮影を心待ちにしている。

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