鎌田大地が今夏の移籍を断念した事情を告白「タイミングではなかった」

鎌田大地

ドイツ1部Eフランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地(25)がステップアップを望んでいた今夏の移籍を断念した事情について口を開いたとドイツ紙「フランクフルター・ルンドシャウ」が伝えている。

鎌田とEフランクフルトの契約は2023年6月末までだが、昨季5得点15アシストをマークしたことで、スペイン1部セビリアやイタリア1部ACミラン、イングランド・プレミアリーグのトットナムが関心を示していたと各メディアで報じられていた。しかし、移籍は実現せず、ドイツに残留となった。

同紙によると、鎌田は「確かにたくさんの議論があり、多くのクラブが興味を持ってくれていたと、代理人から説明がありました。しかし、実際に具体的なものになりませんでした。そして私にとって、その中に正解はなかったです」と意中のクラブからの興味はなく、獲得オファーにも至らなかったという。

さらに「私は代理人とたくさんの話しをしました。加えて新型コロナウイルス禍であることを踏まえると、理想的な(移籍の)タイミングではありませんでした。すぐにEフランクフルトに残ると決めました。クラブを100%支持しています」と、今夏の移籍を断念した経緯も披露した。

すでに始まっている今季の戦いに向けて「少なくとも15得点にかかわっていきたい。毎年、それが目標です。今季は欧州リーグでもプレーするので、もっと増えるかも知れないです」とし、さらなる活躍でアピールし、来夏こそビッグクラブへのステップアップを実現させたいところだ。

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