韓国自動車紙「レクサスが輸入車上位に復活...不買運動は?」「ハイブリッドは日本が最先端」

韓国の自動車専門紙「オートポスト」は10日、韓国の輸入車ランキングトップ10に日本の「レクサスES」が久々に入ったことを取り上げ、「日本の不買運動が色を失った?」と伝えた。

同紙は、レクサスESが輸入車10位圏に入ったことを「印象的だ」とし、「以前は、レクサスESは販売量上位に入ったモデルであったが2019年半ばからの日本の不買運動の影響により、販売量が大幅に低くなり、ランキング圏外の車になった」と指摘。

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しかし、「最近になって再びランクインしESが再び浮上し始めた」とし、「時間が経って、日本の不買運動の雰囲気がある程度停滞してきたこともあり、最近のハイブリッド人気もあり、ハイブリッドの技術力は日本が最も進んでいるので、ESを目にする需要が着実に存在する」と伝えた。

続けて、9月末のLSフェイスリフトモデルの発売を控えて、現在事前契約中であることから、本格的に出荷を開始する10月から販売量がさらに増加する可能性があると分析した。

画像:Lexus Koreaキャプション

オートポストは、別の記事で、「電気自動車は時期尚早である」とし、ハイブリッド車が価格や性能、インフラ面で優れいていると強調した。

同紙は、電気自動車は内燃機関よりも燃料費が安価だが、韓国の電気自動車充電インフラは劣悪であると指摘。ガソリンスタンドは道を走っても簡単に見つけられるが、電気自動車充電所は目立たないと説明した。同紙は「ハイブリッド車は内燃機関と電気自動車の利点を半分ずつ混ざっている」とし、「最近国産車もハイブリッドラインナップを多く増やしており、需要が集まって待機期間が非常に長い」と伝えた。

韓国の電気自動車については、「電気自動車は時期尚早だと考えている消費者がかなり多い」とし、「上記の充電インフラの問題、高価な車の値段に加えて、最近頻繁に火災事故があり、安全性まで不安だ」と指摘。さらに「電気自動車火災は、熱暴走現象が原因で鎮火するのが難しい」と伝えた。

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