協会100周年記念イベントでレジェンドが森保ジャパンに〝喝〟

釜本邦茂氏

日本サッカー協会が10日に設立100周年記念イベントを開催し、レジェンドの釜本邦茂氏(77)が森保ジャパンの戦いぶりに苦言を呈した。

1968年メキシコ五輪で日本を銅メダル獲得に導き、自身も得点王に輝くなど日本史上最高のストライカーとして伝説となっている釜本氏。現在森保ジャパンはカタールW杯アジア最終予選を戦っているが、その戦いぶりには思うところがあるようだ。

イベントで登壇した釜本氏は「この前の中国の(日本時間)0時からの試合を見ていたけど、2時間見ていて本当に疲れた。あれだったら見ないほうがよかった…というような、見る人にそういう思いをさせないような迫力のあるサッカーをしてほしい」と愛のある猛ゲキを飛ばした。

日本代表は初戦のオマーン戦で格下相手にホームでまさかの0―1と敗戦。続く中国戦も勝ったとはいえ1―0の辛勝だった。レジェンドにとっては、森保ジャパンの試合が物足りなく映っているようだ。

やはり決定力不足が気になるようで「点を取らなきゃ勝てないんだから。練習をする機会はあまりないが、シュートを打つ練習、点を取る練習をすることが大事」と指摘。基本に立ち返ってシュート練習を重ねるよう〝厳命〟した。

日本サッカー界が誇る最強ストライカーの金言を森保ジャパンは生かせるか。

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