【カーリング】黒星発進のロコ・ソラーレ 藤沢五月に悲観なし「自信につながる試合ができた」

藤沢五月(中)が初戦を振り返った(代表撮影)

来年の北京五輪へ向けたカーリング女子日本代表決定戦(10日、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)の第1試合が行われ、2018年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレ(LS)は、日本選手権覇者の北海道銀行に6―7で敗れたが、スキップ・藤沢五月(30)に悲観する様子は見られない。

初戦から延長戦に突入した一戦は、第11エンド(E)に北海道銀行のスキップ・吉村紗也香に最終ショットを決められ、先勝とはならなかったが「結果的には負けてしまったけど、自信につながるようないい試合ができた。1E目に私がラストのところのプレッシャーががかるショットを決め切れたのが個人的な自信につながった。前半は常にリードする展開を作れたのもよかった。初戦であれだけの試合ができたのは自信にもつながる」と手応えを口にした。

氷の状態も1試合を終え、特徴等は把握済み。「試合になると公式練習や事前の合宿の感じと違うアイスになっていて、そこでちょっとミスが出てしまったが、修正はできたので、修正した部分を2試合目は1Eからできるようにしたい」と展望を語った。

11日には2試合が予定されている。「ラッキーなことに今日は(1試合だけなので)1回休めて明日(11日)に切り替えられる。しっかり休んで明日もう1回気持ちを切り替えて、どんどん攻めていく気持ちで戦っていければ」と決意を新たにした。

今大会で先に3勝したチームが12月の世界最終予選に日本代表として出場。そこで3位以内に入れば、五輪切符を獲得する。

© 株式会社東京スポーツ新聞社