グランプリ出場200戦目となる中上貴晶「順調にセットアップを進めることができた」/MotoGP第13戦アラゴンGP初日

 9月10日、2021年MotoGP第13戦アラゴンGP MotoGPクラスのフリー走行がスペインのモーターランド・アラゴンで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は総合9番手となった。

 気温22度、路面温度28度のなか行われた午前のフリー走行1回目で、中上はフロントにソフトタイヤ、リヤにミディアムタイヤを装着し1分49秒から50秒台で連続周回を行った。このセッションではマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が1分48秒048でトップタイムをマークし、中上は1分49秒459で9番手に入った。

 午後のフリー走行2回目は気温27度、路面温度が44度まで上昇。このセッションで中上は、フロントにハードタイヤ、リヤにミディアムを装着して1分49秒台で周回。セッション終盤のアタックでは、フロントにミディアム、リヤにソフトを装着してこの日のベストタイム1分48秒057を記録した。タイムを大幅に縮めることができたが、ライバル勢の伸びも大きく総合9番手に終わっている。

 2020年は2週連続で開催されたアラゴンGP、テルエルGPだが、昨年の予選は7番手とポールポジション。決勝は5位&リタイアという結果だった。今年こそは、昨年果たせなかった初表彰台、初優勝獲得に向けて準備をすすめいく。

 なお、今大会で中上は、日本人選手としては初のグランプリ出場200戦目を迎えている。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(FP1:9番手/FP2:8番手)
「今日はいいスタートを切ることができました。初日は、マシンのフィーリングはよく、順調にセットアップを進めることができました。FP1は路面コンディションがあまりよくありませんでしたが、FP2は路面にラバーが乗り、全員がラップタイムを更新することができました。路面のコンディションがよくなっているので、明日のFP3と予選がとても楽しみです。FP3ではトップ10に入り、ダイレクトでQ2進出を目指します」

2021年MotoGP第13戦アラゴンGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第13戦アラゴンGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第13戦アラゴンGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第13戦アラゴンGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

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