バド桃田賢斗 五輪後は実家に帰省「現実逃避じゃないけど…」 パリ五輪には慎重

五輪ではストイックが裏目に出た(ロイター)

バドミントン男子シングルス世界ランキング1位で東京五輪代表の桃田賢斗(27=NTT東日本)が11日、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」に初登場。約1時間にわたり、ファンと交流した。

金メダルが期待された東京五輪では、まさかの1次リーグ敗退。「ちょっとストイックになって、視野が狭くなっていた。ストイックの方向性が違った」と振り返った上で「ずっとバドミントンのことを考えて、食事制限とかがストレスだったかもしれない。オンとオフの切り替えでいうと、ずっとオンだったので、気疲れしていた」と反省点を口にした。

東京五輪後は香川県の実家に帰省。「現実逃避じゃないけど、いったんゼロになろうかなと思った」と心身の疲れを癒したという。

3年後にはパリ五輪を控えている。リベンジを期待する声もあるが「次の五輪に出たい気持ちはあるけど、そこはまだ目指していない。本当にゼロから1つ1つコツコツ積み上げた先に、また次の五輪があったらいいなと思う」と複雑な胸の内を明かした。

今後は13日から始まる強化合宿に参加。26日に開幕する男女混合の国・地域別対抗戦のスディルマン杯(フィンランド)に出場する予定となっている。

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