〈新型コロナ〉糸魚川市・ワクチン接種、高齢者2回目終了9割 11月完了へ体制整備

 糸魚川市の新型コロナウイルスワクチン接種は6日時点で、65歳以上(高齢者)の約9割が2回目接種を終えた。12~64歳までで1回目接種を終えた人は5割強。市は11月には全体の希望者の接種を完了する見込みで接種体制を整える。10日の市議会市民厚生常任委員会で報告した。

 市新型コロナウイルスワクチン接種推進室によると、6日時点の接種率は65歳以上が1回目93・3%、2回目92・3%。12~64歳が1回目54・6%、2回目37・7%。合計した全対象者では1回目71・4%、2回目61・4%で、国公表の接種率と比べて1、2回目ともに10%ほど高い。

 12歳以上の接種対象者は約3万8000人。接種割合を90%とした場合、全体で6万8400回の接種回数が見込まれる。これに対してワクチン供給量は、8月30日時点の累積量と9~10月上旬の基本量を合わせて6万8505回分が確定しており、接種見込み回数を上回る見通しが立っている。接種枠も集団・個別・職域・県大規模の実施済みと予定数(9月1日~10月31日まで)を合わせて、全体で6万7290回分を確保。市は現時点で接種ペース、ワクチン供給量、接種枠はいずれも順調に進んでいるものと見ている。

◇集団接種は10月に終了 希望者予約早めに

 集団接種会場の糸魚川総合病院は10月8日、能生生涯学習センターは同20日に終了する。現在用意している枠が最後の接種機会となるため、市は早めの予約を呼び掛けている。開業医による個別接種は継続する。12歳の対象者は誕生月の翌月中旬に接種券が発送される。

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