12日(日)北と南ほど雨で非常に激しい雷雨の所も 先島諸島は台風接近で大荒れに

 12日(日)は、日本列島の北と南側の地域ほど雨が降りやすい傾向で、非常に激しい雷雨の所もある見込み。
 また、非常に強い台風14号が接近している沖縄では先島諸島を中心に大荒れの天気となりそうだ。

都心もにわか雨の可能性

 12日は、九州付近に前線がのび、夜にかけて前線を伴った低気圧が北海道付近を通過する見込み。このため、前線や低気圧に近い九州、東北北部や北海道を中心に雨が降りやすく、局地的には非常に激しい雷雨の所もありそうだ。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうにも注意が必要。
 その他の地域でも、四国や近畿から関東の南部を中心に雨雲がかかり、都心も夕方にかけてにわか雨の可能性がある。出かける際は雨具があると安心だ。

九州や東北などでは真夏日も

 12日の気温は、晴れ間の出る地域を中心にこの時季としては高く、福岡や鳥取、福島などで30℃以上の真夏日の予想となっている。雲が多い地域でも25℃を超え、昼間は蒸し暑くなりそうだ。こまめに水分をとるなど、熱中症にも注意したい。

先島諸島は暴風・高波に厳重警戒

 台風14号は、非常に強い勢力を保ったまま、12日昼過ぎにかけて先島諸島へかなり接近する見込み。沖縄では先島諸島を中心に猛烈な風や雨、しけとなり、外出するのは危険な状態が続きそうだ。頑丈な建物の中など安全な場所で過ごし、屋内では窓から離れるなどの対策が必要。
 また、台風の今後の進路によっては、本州付近でも週の後半にかけて大雨になるなど、影響を受けるおそれがある。今後の情報に注意が必要だ。

(気象予報士・佐々木聡美)

© 株式会社ウェザーマップ