河野太郎氏 これまでの〝脱原発〟封印で「整合性をどう考えるか」の質問に生回答

質問に答えた河野太郎氏(東スポWeb)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を表明した河野太郎ワクチン接種担当相(58)が13日の「スッキリ」(日本テレビ系)に生出演した。

10日の出馬会見で河野氏はそれまでの〝脱原発〟の主張を封印し「いずれは原発ゼロになるんだろうと思ってますが、まずきちんと省エネをやる、再生可能エネルギーを最大限最優先し、それでも足りないところは安全が確認された原発を当面は再稼働していく。それが現実的なんだろうと思う」としていた。

この点について、橋本五郎読売新聞特別編集委員が「脱原発の理想と現実はわかるが、多くの河野さんを支持してきた人たちは〝原発ゼロだから支持してきたんだよ〟という人たちもいる。その整合性をどう考えるか。総理になったときに、原発をゼロにするために能動的にやるのか」と質問。
これに河野氏は「エネルギー政策で河野太郎を支持してくださっている方は私の考え方はこの20数年間変わっていないとよくご理解をいただいていると思います」とし、出馬会見の内容を改めて説明した。

橋本氏から「この頃、自分が丸くなったな~と思いますか? 今までみたいにとんがってなくて」と問われると、河野氏は「仲間からはドリアン、とがっていると言われています」。

そのうえで「(丸くなったな~と思うかについては)丸くしたいという人はいるのかもしれないが、主張するところは主張したい。リーダーとして選んでもらえたとしたら、チームでやらないといけない。閣僚の経験からもチームビルディングが大事。自分1人が突っ走って、振り返ったら誰もいなかったでは国は動かせない」とした。

持論封印の批判をかわし、まだまだとがっていきたいということのようだ。

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