【全米オープンテニス】年間グランドスラムならずジョコビッチ 準Vスピーチで大歓声浴びる

決勝で敗れたジョコビッチ(ロイター=USA TODAY Sports)

テニスの4大大会・全米オープン男子シングルス決勝12日(日本時間13日)で、ノバク・ジョコビッチ(34=セルビア、顔写真)はダニル・メドベージェフ(25=ロシア)に4―6、4―6、4―6のストレートで敗れ、年間グランドスラム達成はならなかった。

「現役最後の試合のつもりで臨む」と、悲壮な覚悟で試合を迎えたジョコビッチ。しかし、4大大会初優勝を目指すメドベージェフの勢いを止められなかった。第1セットを落とすと、第2セットにはイライラが爆発し、ラケットをコートに叩きつけ破壊する場面も。その後もなんとか反撃を試みるが、はね返された。

4大大会単独最多優勝(21勝)もお預けになったが、試合後のスピーチでは「本当におめでとう。素晴らしかった」とライバルを称賛。「勝ちはしなかったが、心は喜びでいっぱい。皆さんの声援のおかげです。また会いましょう」と話し、大歓声を浴びていた。

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