香川が開幕戦で絶好機外して現地メディアが批判 「PAOKは大きなチャンスを失った」

香川真司(東スポWeb)

ギリシャ1部PAOKの元日本代表MF香川真司(32)が12日に行われた今季開幕戦のヤニナ戦で先発出場したが、絶好機を外して現地メディアから批判を浴びている。

先発した香川は0―0で迎えた後半15分にビッグチャンスを迎える。左サイドを突破したFWシビデルスキのクロスがゴール前で待ち受ける香川へ。フリーで左足でシュートを放つが、ボールを軸足の右足に当ててしまい枠をはずしてしまった。ミートさえしていれば確実に1点という場面だっただけに、ギリシャ紙「メトロスポーツ」は「PAOKは大きなチャンスを失った。香川の(ゴール前)近距離からのシュートは相手を打ち負かすことができなかった」と厳しく指摘。その直後に香川はベンチへ下げられた。

ルチェスク監督はホームで0―1と屈辱の黒星を喫したことで試合後に激怒。個々の選手の評価はしなかったが「試合に負けたのでがっかりした。我々は得点できず、勝つに値しなかった」。そして「チームは困難な時期に入る。目を覚まさなかければならない。そして状況を変えるために動く」と次戦へ向けてスタメンを大幅に入れ替えることを示唆した。

チームは16日に欧州カンファレンスリーグ(ECL)のリンカーン(ジブラルタル)戦に臨む。香川には名誉挽回の活躍を期待したいところだが…。

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