【カーリング】随所に見えたロコ・ソラーレ 本橋麻里代表の“優しさ” SNSでも感謝の言葉

ロコ・ソラーレの本橋代表(東スポWeb)

カーリング元日本代表でロコ・ソラーレ(LS)の本橋麻里代表(35)が12日、ツイッターを更新し、北海道銀行と熱戦を繰り広げた日本代表決定戦(北海道・稚内市みどりスポーツパーク)を振り返った。

2018年平昌五輪銅メダルのLSは、北海道銀行を3勝2敗で下し、来年の北京五輪切符をかけた世界最終予選(12月、オランダ)の出場権を獲得。2連敗の崖っぷちからの逆襲劇を見せた。

本橋代表は「お互い本当に辛かった…」と胸中を明かした上で「ライバルが居てくれたから、ロコソラーレらしさを取り戻せました。本当に感謝しかありません。両チームへのご声援、有難うございました」とつづった。

LSは、平昌五輪の「もぐもぐタイム」が話題となり、方言の「そだねー」は同年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞を受賞した。一躍注目を浴びる立場となり〝らしさ〟を見失うこともあったというが、窮地に立たされたことで、スキップ・藤沢五月が「私たちは『笑うチーム』と言われているけど、『格好悪いチーム』。チーム全員でカッコ悪くがむしゃらにやりたい」と振り返ったように、喜怒哀楽を前面に出す本来のスタイルを取り戻した。

試合後には北海道銀行のスキップ・吉村紗也香に「ライバルがいなかったら、私たちもここまで強くなれなかった」と感謝の言葉を掛けていた本橋代表。ライバルの分まで、LSが必ず北京五輪切符をつかみ取る。

© 株式会社東京スポーツ新聞社