【秋場所】照ノ富士が連勝発進 これまでと異なる〝ルーティン〟も状態は「いつも通り」

照ノ富士は豊昇龍を寄り倒し2連勝(東スポWeb)

大相撲秋場所2日目(13日、東京・両国国技館)、新横綱照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)は元横綱朝青龍のおいの幕内豊昇龍(22=立浪)を寄り倒して2連勝。立ち合い右を差されるもあわてず抱え込むと、身動きを封じ、上手もつかんで土俵際に転がした。

初日に大関正代(時津風)を破った22歳の勢いを止め、取組後は「落ち着いて取れている感じ」と淡々と振り返った。

今場所は横綱土俵入り後に取組を迎えるため、これまでとは異なる〝ルーティン〟で土俵に立っている。それでも支度部屋では「いつも通りです」と、心身の準備には影響がないことを強調。白鵬(宮城野)が不在の中、一人横綱でも看板力士として存在感を発揮している。

土俵下の高田川審判長(元関脇安芸乃島)は「向こう(豊昇龍)が下手の体勢だったが、無理な体勢にならず、ひと呼吸置いて圧力をかけた。万全だった」と語った。

連勝発進の新横綱は「一日一番で集中してやっていきたい」と気合十分。このまま星を落とすつもりはなさそうだ。

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