元フジ解説委員・和田圭さん死去 長女が有賀さつきさんの遺志継ぎ米国へ

亡くなった和田圭さん

元フジテレビアナウンサーの故有賀さつきさんの元夫で、同局の解説委員だった和田圭さんが今年6月26日、急性心不全のため自宅で亡くなっていたことが13日分かった。68歳だった。

13歳差の2人は2002年に電撃結婚したが、わずか4年で離婚。当時3歳だった一人娘の親権は有賀さんが持ち、シングルマザーとなった有賀さんは長女と2人で暮らしていた。ところが18年1月末、有賀さんは急逝。病名は長女にも、そして実父にも伏せていた。

有賀さんの父親・洋さんが一部取材で明かしたところによると、長女の親権はその後、和田さんへ。18年4月、長女は12年間ほぼ絶縁状態だった和田さんの家へ引っ越し、今度は父娘の2人暮らしがスタート。長女は同年、インターナショナルスクールに入学した。

洋さんの仕事のため、有賀さんは5歳から8歳まで米ニューヨークで過ごした。有賀さんが亡くなった当時、洋さんは苦痛など一切訴えず逝った愛娘のことを「私は驚異の人だと思います」と表現。自分の意思で、全て1人でやってきた強さの原点は、ニューヨークでの生活にあるという。洋さんはこうも話していた。

「アメリカなるところへ赴任いたしまして、9か月後に(さつきさんを)迎えたときは〝あぁ、私には娘がいるんだ〟と。それから始まったアメリカの小学校生活ですかね。言葉もしゃべれない…。その期間は(さつきさんの)人生の中で、一番大きな意味をもっていたと思います」

フライデーデジタルによれば、和田さんが亡くなったのは長女のアメリカ留学が決まった矢先だったという。有賀さんの遺志は今後、長女が引き継ぐこととなりそうだ。

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