乃木坂46・与田祐希が「日本沈没」で居酒屋の看板娘役。小栗旬らの癒やしの存在に

乃木坂46の与田祐希が、TBS系で10月10日にスタートする、小栗旬主演の連続ドラマ「日本沈没―希望のひと―」(日曜午後9:00)に出演することが分かった。

ドラマの原作は、1973年に刊行された小松左京による不朽の名作「日本沈没」。翌年には同局でテレビドラマ化がされているが、それ以降もドラマのみならず映画やアニメ、漫画などさまざまな形で語り継がれてきた名作だ。刊行から48年の時を経て、この原作に大きくアレンジを加えた本作は、原作でも描かれていた「環境問題」を現代に照らし合わせて鮮明に描き出す。

そして、主人公・天海啓示(小栗)を含めて登場人物をオリジナルキャラクターにすることで、2023年の東京を舞台に、今だからこそ描くべき物語が展開。沈没という目に見えない危機がせまる中で、国家の危機にひんしてもなお、一筋の希望の光を見いだすために奮闘する人たちの姿を紡いでいく。

与田が演じるのは、居酒屋の店員・山田愛。天海と常盤紘一(松山ケンイチ)が通う行きつけの店の看板娘だ。未曾有の危機を迎え、緊迫感のあるやりとりを繰り広げる中で、天海たちがホッと一息つけるこの居酒屋は、仕事の緊張感から解き放たれる貴重な場所となっている。そして、その居酒屋で働く山田は、天海たちにとって癒やしの存在だ。

乃木坂46のメンバーとして活躍するほか、ファッションモデルとしても活動し、その愛くるしい表情で特に同世代から絶大な人気を得ている与田。テレビドラマには2018年放送の「モブサイコ100」(テレビ東京ほか)や19年放送の「ザンビ」(日本テレビ)などに出演経験があるが、ゴールデン帯のドラマおよび、同局のドラマに出演するのは本作が初めて。

与田は「希望を信じて、過酷な状況にも立ち向かっていく人間の強さ、そしてもろさも感じました。そんな中、私が演じさせていただく山田愛はとても明るく前向きなキャラクターなので、この作品の中で少しでも元気や笑顔を届けられる存在になれていたらと思います!」と話している。

東仲恵吾プロデューサーは「以前、与田祐希さんが出演した映画を拝見した時、柔らかい雰囲気の中にも強い意志が伝わるまなざしが印象に残りました。今回演じる山田愛は、日常を生きている普通の子ですが、困難な状況にさらされた時でも、なんとしても生きようとする意志が強い子でもあります。与田さんがこの役を演じたら、とても面白くなるのではと思い、お願いしました」と起用の理由を明かし、「彼女自身が持つ柔らかい雰囲気も相まって、『日本沈没―希望のひと―』にホッと一息、安心を与えてくれる役になりました」と語っている。

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