特殊清掃の双葉と浦添市など連携協定 住民の異変、早期対応

 【浦添】浦添市と市社会福祉協議会、特殊清掃業の「office 双葉」(同市宮城、比嘉計代表)の3者は8日、「地域見守りネットワーク事業」に関する協定を結んだ。孤独死や事故死の現場清掃や原状回復などを行うオフィス双葉は日常業務の中で住民の異変に気付いた際、地域の民生委員や社協と連携し、警察や消防に通報するなど早期対応につなげる。

 市が見守りネットワーク事業に関する協定を締結するのはオフィス双葉で28社目。8日に市役所で行われた締結式で松本哲治市長は「オフィス双葉さんが連携してくれることでわれわれも安心して業務に当たれる。共に市民が安心して暮らせる市をつくろう」と呼び掛けた。

 比嘉代表は「民生委員らの心理的負担を少しでも減らせるよう頑張りたい。必要な時にいつでも呼んでほしい」と語った。協定締結は同社から市に提案し、実現した。

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