普天間飛行場で3日連続夜間飛行 騒音90デシベル、規制時間過ぎ

 【宜野湾】米軍普天間飛行場で、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイなどが8月31日~9月2日まで3日連続で、航空機騒音規制措置(騒音防止協定)で制限される午後10時を超えて夜間飛行した。県と宜野湾市の騒音測定によると、2日午後10時17分、野嵩地域で最大90.3デシベルの騒音が発生。周辺住民から「かなり迷惑」などの苦情が市に寄せられた。

 90デシベルは騒々しい工場内の音に相当。1日はオスプレイが午後10時を超えて、普天間飛行場周辺の住宅地上空でタッチ・アンド・ゴー訓練を複数回、繰り返した。宜野湾市の基地被害110番には「建具が震えるくらいオスプレイがうるさい。なんとかして」と苦情があった。宜野湾市はその都度、苦情を沖縄防衛局と米軍へ送り、市民生活への配慮を申し入れている。

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