〈直江津全力取材〉風鈴の音に笑顔 古城小児童が製作 事業所などに寄贈

 上越市立古城小(保坂修校長、児童21人)は10日、児童が絵を描いた風鈴を地域の事業所などに寄贈した。

 風鈴は「なおえつ うみまちアート」の応援を目的に製作。ガラスや陶器製の風鈴に自由に絵を描いた。校区内を中心に事業所など17カ所に寄贈。同日の下校中に手分けして届けた。

 このうち岩野屋菓子舗(同市港町1)ではショーケース上に風鈴をつるす場所を用意して児童を出迎えた。3個の風鈴をつるすと、店外から吹き込む風で涼しげな音が鳴り、自然と笑顔がこぼれた。

ショーケースの上に風鈴をつるすと、涼しげな音が店内に響いた(岩野屋菓子舗)

 岩城颯真君(6年)は「風鈴でお客さんが増えてくれるとうれしい」と話した。同校の卒業生でもある同社の柳澤哲也社長(52)は「コロナ禍で生活に制限がある中で、子どもたちの作品で(客の)気持ちが和んでくれれば」と語った。

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