〈上越市長選〉共産党、自主投票を決定 政策に候補予定者と距離

 日本共産党上越地区委員会(五十嵐健彦委員長)は14日、上越市長選(10月24日告示31日投開票)の対応について、「自主投票」とすることを決定したと発表した。

 対応決定に当たっては、現在名乗りを上げている候補予定者の中川幹太氏(46)と野澤朗氏(64)の二人に、新型コロナウイルス対策の強化と柏崎刈羽原発の再稼働、公的病院の再編方針、行政改革の各対応、国と県に対する姿勢という五つの見解を尋ねた。

 同日の発表によると、2氏の「丁寧なご回答」に感謝を示した上で、「全体としては私たちの掲げた政策とは、お二人とも一定の距離があると考えざるを得ない」とし、「回答のいかんによってはどなたかに絞って当選に向けた自主的支援を考えていたが、残念ながら現時点ではお二人とも支援の対象として考えることはできない」と結論を出した。

 今回の市長選の対応は「自主投票」とし、党員や党支援者らには「それぞれの判断に基づいて投票されること」を示した。

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