日本プロレス殿堂会は14日、〝燃える闘魂〟アントニオ猪木氏(78)が同会が制定する2021年の殿堂入り第1号になったと発表した。
この他、ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、藤波辰爾、長州力、天龍源一郎が殿堂入りした。
同会は日本プロレスの歴史や選手を後世に残していくための後援組織として20年に発足。日本初のプロレス興行が開催された1951年を日本プロレスの起点とし、今年を70周年の記念イヤーに位置づけている。
14日に後楽園ホールで行われた日本プロレス史70周年記念大会「LEGACY」では新日本プロレスをはじめ5団体による提供試合とバトルロイヤルが行われ、試合後には殿堂入りセレモニーが開催された。
この日はビデオメッセージで登場した猪木氏をはじめ、天龍と藤波が出席。小橋建太のインダクターで授賞式に臨んだ天龍は「諸先輩方を差し置いて受賞できてありがたく思います。ファンと一緒に歩んできたからこそ取った賞だと思う。プロレスを長く愛してください」と喜びを語った。
また大会に出場した選手たちについて「こういうことがやれるのはプロレスだよと糧にしてもらい、まい進してもらいたい。殿堂会とうまく転がっていくようにしてあげたい」と語り、今後も日本プロレス殿堂会主催の興行を開催する意向を示した。
なお馬場、鶴田、長州の殿堂セレモニーは15日の後楽園大会で行われる。