若山かずさ「長月の宿」故郷・千葉の思い出の場所でMV撮影

「長月の宿」ジャケット写真

【東スポ音楽館】演歌歌手・若山かずさが1日に発売したシングルは「長月の宿」(作詞・かず翼/作曲・水森英夫)だ。出身地の千葉県で撮影したミュージックビデオ(MV)の出来も評判がいい。

――新曲はどんな作品ですか

若山「早秋の宿で別れた男への未練とあきらめ、そして、悲しい心の色合いをほがらかな中にも、しんみりとした情緒あふれるメジャー調の演歌です」

――曲をもらった時の印象は

若山「昨年リリースしたシングルが『男の花』という、私にとって男の生きざまを歌った初めての男唄だったのですが、それに比べて、今回の歌詞はしっとり女っぽい作品で、しかもメジャー調の曲だったので、とても新鮮な感じがしました」

――MVは千葉県で撮影されたそうですが

若山「故郷・千葉の養老渓谷と亀山温泉ホテルで撮影しました。養老渓谷は小さいころ、家族でよく遊びに行ったこともあって、思い出もいっぱいある場所なんです。のどかで歌の世界に情景がぴったり合うと思って決めました」

――最近、千葉県でお店を始めたそうですね

若山「『カラオケスタジオかずさ』というお店を始めました。仕事以外の時はお店に出ていますね。歌が好きな人が気軽に歌いに来ることができて、私もワンポイントレッスンをさせていただいています。昔から故郷でカラオケのお店ができたらいいなと思っていたところに、応援してくださる方が、背中を押してくれてオープンすることができました。長年の夢がかないました」

――若山さんは島倉千代子さんを尊敬しているとうかがっています。今でも大事にしている島倉さんの“教え”などはありますか

若山「とても時間に厳しく、いつも早め早めに行動する方でした。その姿をずっと見てましたので、私も島倉さんのように、時間に余裕を持って、早め早めの行動するようにしています」

――ファンの方へメッセージをお願いします

若山「コロナの影響もあって、みなさんにお会いできない日々が続いてますが、ファンの方々と直接交流できる場が減ってしまったので、ツイッターや、インスタグラムをマメに更新するようになりました。ぜひ見てください。今年歌手生活38年目を迎えさせていただきました。今は大変な時期ですが、40周年に向けて走り続けますので、ファンの皆さまどうぞよろしくお願いいたします」

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