【サーフィン】五十嵐カノアが〝因縁〟ライバルの栄冠を祝福「おめでとう 世界チャンピオン」

銀メダルを掲げる五十嵐カノア(東スポWeb)

東京五輪サーフィン男子銀メダリストの五十嵐カノア(木下グループ)が、〝因縁〟ライバルの栄冠を祝福した。

プロ最高峰チャンピオンシップツアーは14日、米カリフォルニア州で年間優勝決定戦が行われ、男子はガブリエウ・メジナ(ブラジル)が3度目の年間王者に輝いた。

レギュラーシーズンの年間成績上位5選手が出場できるため、同8位の五十嵐は不出場。五十嵐はインスタグラムのストーリーズにメジナの写真を投稿。「ワールド・チャンピオン。年間ベスト選手。おめでとうメジナ」と讃えた。

五十嵐とメジナは東京五輪準決勝で対戦。五十嵐が勝利したが、ブラジル人ファンから「審判がいなければなにもできない」「メダルを盗まれた」などとSNSに誹謗中傷が殺到。五十嵐も「我慢できない」と苦しみを訴えるなど、大問題に発展していた。

嫌な思いはしたが、外野は外野でメジナ本人へのリスペクトは変わらず。五十嵐がスポーツマンらしさを示している。

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