イングランド・プレミアリーグのアーセナルを指揮するミケル・アルテタ監督(39)の後任候補にイタリア人の名将アントニオ・コンテ氏(52)が浮上したとスペインメディア「ドンバロン」が伝えている。
イングランドの「ビッグ6」とされるアーセナルも近年は低迷し、今季はリーグ4試合を終えて1勝3敗の勝ち点3で16位と降格圏との差は2ポイントしかない。地元メディアではアルテタ監督の去就問題が報じられており、今夏アーセナルに加入し、デビューを果たした日本代表DF冨安健洋(22)の行く末も気になるところだ。
そんな中、同メディアによると、アーセナルはアルテタ監督の後任を探しており、昨季までイタリア1部インテルを率いていたコンテ氏をリストアップ。2018年までイングランド・プレミアリーグのチェルシーを指揮した経験もあり、クラブ側はチームの再建を託すには最適な指導者と考えているという。
これまでアーセナルは39歳と指導者としては若手のアルテタ監督をサポートするため、スペイン1部レアル・マドリードのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールを4000万ポンド(約60億4000万円)で獲得するなど、戦力補強に莫大な金額を投資してきた。しかし、ここまでまったく結果が出ていないことから、同メディアは「次の試合(18日、バーンリー戦)に勝てなければ解任の可能性がある」と指摘した。
仮に監督交代ともなれば、アルテタ監督の強い意向で加入した冨安の起用法などにも大きな影響が出るのは避けられないところだが、苦境に追い込まれたアーセナルの今後に注目だ。