持続化給付金不正受給の疑いで、新潟県新発田市の会社役員男性など2人を逮捕

新潟県警察本部

新潟北警察署、新潟警察署、新潟中央警察署、新潟西警察署、捜査第2課、組織犯罪対策第2課、機動捜査隊の合同捜査班は15日までに、新発田市月岡温温泉在住で会社役員の泉勝彦容疑者(53歳 男性)と、新潟市中央区東大通在住で自称自営業の橋本茂将容疑者(42歳 男性)を持続化給付金不正受給の疑いで逮捕した。泉容疑者は後述の第1の事案で13日に逮捕、橋本容疑者は第2の事案で15日に逮捕。泉容疑者は同様の犯行で8回目の逮捕となり、警察ではまだ余罪があると見て捜査を進めている。

第1の事案については、泉容疑者と任意捜査中の容疑者4人は共謀して、中小企業庁管轄の持続化給付金を騙し取ることを企て、2020年7月6日に申請用ホームページへ接続。任意捜査中の容疑者のうちの1人が個人事業者(繊維・衣服等卸売業で申請したが、実体はない)であるかのように装い、売上減少対象月の前年度売上に虚偽の金額を入力するなどして持続化給付金を申請。

同月15日に、前記の任意捜査中の容疑者のうちの1人の名義の預金口座へ100万円の給付金を振り込ませて騙し取った。

第2の事案については、泉容疑者と橋本容疑者、任意捜査中の容疑者の3人で共謀して、中小企業庁管轄の持続化給付金を騙し取ることを企て、2020年7月13日に申請用ホームページへ接続。任意捜査中の容疑者のうちの1人が個人事業主(飲食店で申請しが、実体はない)であるかのように装い、売上減少対象月の前年度売上に虚偽の金額を入力するなどして持続化給付金を申請した。

同月21日に、第2事案の前記の任意捜査中の容疑者のうちの1人の名義の預金口座へ100万円の給付金を振り込ませて騙し取った。

新潟県警察本部によると、動機や認否については捜査上の関係で現段階では明らかにしていない。

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