【新型コロナ】15日の川崎市 60代女性死亡、122人感染 高津区の保育園臨時休園

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は15日、60代女性1人が死亡し、10歳未満~90代の男女122人の感染が新たに確認されたと発表した。内訳は軽症110人、無症状11人、中等症1人で、86人の感染経路が不明。市発表の死者は累計227人、感染者は3万8890人となった。

 死亡した女性は横浜市在住。8月26日に発熱、せきの症状があり、27日に川崎市内の病院で陽性が判明した。中等症で入院し、28日に横浜市内の病院に転院、治療を続けたが、9月3日に死亡した。女性はワクチン未接種で、糖尿病などの基礎疾患があった。

 また、15人が感染し、クラスター(感染者集団)が確認されていた川崎市北部の病院で、新たに60代女性1人、80代女性2人の計3人の感染が判明し、感染者は計18人になった。

 新たに確認された感染者の年代は、20代が27人、40代が23人、30代が22人、10.50代が各14人、10歳未満が9人、60代が5人、70代4人、80.90代が各2人だった。

 居住地別では、川崎区が47人、宮前区が16人、麻生区が13人、多摩区11人、幸区が10人、高津区が9人、中原区が8人、横浜市が5人、東京都内が3人だった。

 感染経路が分かっている人のうち、家庭内感染は23人、陽性者との接触は13人だった。

 川崎市は15日、私立保育園「Global Education Garden」(高津区)で関係者の陽性が判明し、同園を15日から当面の間、臨時休園すると発表した。また、市立子母口小学校(高津区)で教職員1人の陽性が判明し、22日まで学年閉鎖すると発表した。

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