クイーンの50周年を記念してロンドンに体験型のポップアップショップが登場

Photo: Snowdon Courtesy of Queen Productions Ltd

世界で最も象徴的なロック・バンドのひとつであるクイーン(Queen)の音楽活動50周年を記念して、今月末にカーナビーストリートに体験型のポップアップショップが登場することが発表となった。

「Queen The Greatest」と名付けられたこのショップは、2021年9月28日から、2022年1月までの期間限定でのオープン。音楽商品の限定リリース、エキサイティングなファッション・コラボレーション、ライフスタイル製品などがラインナップされ、毎週新製品の発表やイベントが行われる。毎月、音楽、アート&デザイン、マジックなどがテーマとなる、クイーンの歴史的な50年間を物語るようなビジュアル・インスタレーションが展開される。

「Queen The Greatest」ストアは、70年代の古着屋(フレディとロジャーはケンジントンマーケットに出店していた)から、80年代の象徴的なライブやツアー、90年代のレコード店、00年代のDVDへのオマージュ、そして2010年代の技術的なコンセプトまで、2つのフロアで来場者を旅へと誘う。

カーナビーストリートの新店舗は、ユニバーサル ミュージック グループ傘下の商品・ブランド管理会社であるBravado社との提携により展開。店内には「Champion」「Wrangler「Johnny Hoxton」などのファッションブランドとのコラボレーションによるエキサイティングなアパレルコレクションも登場する。「Champion」のコレクションは、ブランドの伝統を反映したユニセックスのTシャツとスウェットシャツ。「Wrangler」のデニムコレクションには、象徴的な曲名をあしらったものが登場。英国のジュエリー「Jonny Hoxton」の純金および純銀製のジュエリーは、伝統的なクラフトマンシップとアンダーグラウンドなポップカルチャーの間を埋めるような、皮肉の効いたジュエリーとして知られている。

フレディ・マーキュリーの限定Tシャツの収益は、マーキュリー・フェニックス・トラストに寄付される。この基金は、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジム・ビーチの3人がフレディ・マーキュリーを追悼して設立したもので、HIV/AIDSのための重要な資金調達と啓蒙活動を行っている団体だ。

また、店内には、クイーンの過去のパフォーマンスを映し出すスクリーンが設置され、ファンにとっては見逃せないインスタ映えするような瞬間を見ることもできる。店舗に足を運べない人のために、クイーンの公式オンラインストアでは、レコードを含む一部のアイテムが販売される。

クイーンは公式声明で次のように述べている。

「Bravadoとコラボレーションできたことを嬉しく思います。このプロジェクトは、ロンドンに来て誰もが楽しめるエキサイティングな体験になるでしょう。カーナビー・ストリートは、50周年を記念する店舗として最適な場所でした」

Bravado社のMD、David Boyneは次のように述べている。

「クイーンとの革新的なパートナーシップを発表できることを嬉しく思います。このプロジェクトは、彼らの豊かなレガシーに新たな文化的瞬間を加えるものであり、ファンにとっては、世界で最も象徴的で愛されているバンドの音楽、スタイル、精神に浸ることができる目的地となるでしょう」

「Queen The Greatest」ストアは、2021年9月28日から2022年1月まで、ロンドン、W1のカーナビー・ストリート57番地で開店。オープン時間は月曜日から土曜日まで。11時~19時/日曜日:12時~18時。

Written By Tim Peacock

© ユニバーサル ミュージック合同会社