県営会場の若者接種枠に2000人分空き 栃木県が接種呼び掛け

栃木県庁

 栃木県は15日、新型コロナウイルスワクチンの若者向け接種枠で、約2千人分の空きがあると発表した。県営接種会場2カ所で計6日分。宇都宮市のとちぎ健康の森の接種会場では土日祝日の18~20日、予約が2割にとどまっている。県内の若者の接種率が全国平均を下回る中、県は休日や遅い時間帯などを利用した接種を呼び掛けている。

 若者向け接種枠は18~39歳が対象。宇都宮市のほか、新たに矢板市文化会館に設ける会場で22、28、29日に空きがある。同会場では14日予約を開始したが、若者専用枠810人分のうち、予約は1割ほどという。

 県営会場での予約の低迷について、県は各市町で若い世代を対象にした接種が進んでいることを一因として挙げる。「ワクチンに関する正しい情報とともに啓発し、県営会場も利用してもらう工夫をしたい」(担当者)としている。

 宇都宮市の会場の若者接種枠では新たに10月1、5の両日に計430人分を追加した。時間帯は午後5時~8時。今月21日から、9月25、27日実施分と合わせて予約を受け付ける。

 また、18歳以上の一般接種枠では27日~10月5日の予約受け付けを17日から開始する。いずれも県の専用サイト「らくらくワクチン接種予約」で予約できる。

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