映画「君は永遠にそいつらより若い」主演・佐久間由衣が、大阪先行上映会に登壇!

芥川賞作家・津村記久子のデビュー作品を実写映画化した「君は永遠にそいつらより若い」が、 9月17日(金)より全国の映画館で順次公開。 これに先駆けて、 大阪のテアトル梅田にて先行上映会が開催され、 本作で主演をつとめた佐久間由衣が登壇し、 役作りや映画に込めた想いを語った。 本作は、 児童福祉職への就職が決まっている卒業間近の大学生・堀貝佐世(ホリガイ)が、 卒業までの時間を持て余しなんとなく過ごす日常の中で、 ふとした折に「暴力」や児童虐待といった社会の闇、 それに伴うやり切れない「哀しみ」に直面する様が描かれる。 今年、 「ひきこもり先生」(NHK総合)やカンテレ・フジテレビ系ドラマ「彼女はキレイだった」、 TBS金曜ドラマ「最愛」など話題作への出演が続く気鋭の若手女優・佐久間由衣が主人公のホリガイを。 親友の猪乃木楠子(イノギ)役を「あなたの番です」(NTV)での怪演が話題を呼び、 今年の公開待機作に『先生、 私の隣に座っていただけませんか?』など6作品が控えている奈緒が演じる。

本作で主人公のホリガイを演じるにあたって、 初めて髪を赤色に染めたという佐久間。 「撮影に入る前、 たまたま金髪にしていたんですけど、 監督やプロデューサーさんと打ち合わせをしている時に髪色をどうしようという話になって。 金髪だとホリガイのやぼったさが出にくいし、 黒髪には意思があるようにも感じるのではないかと。 そこで私が、 赤はどうかと提案させていただきました。 彼女のやぼったさと、 どこか迷いがあるところも表現するために、 赤でも生え際が黒のヘアスタイルに決まりました」と、 役作りにおいてヘアスタイルを自ら提案。 また、 ホリガイと自身の共通点について、 「私自身も落ち込むことやコンプレックスがあったり。 ちょっと話をしながら空回っちゃったり、 頭の中が“とっちらかっている”ところがある」と映画の中のセリフを引用しながら語った。 また、 友人の前では明るく振る舞いながらも、 どこか切なげに見えるホリガイについて、 「自分が思っていることと口にすることにギャップがあったりする。 演じながら顔は笑ってるんだけど、 心の中では苦しい瞬間がたくさんあった」と、 演じる上で難しかった点についても。

さらに、 偶然の出会いから徐々に互いに心を許していくイノギについて、 「ホリガイとイノギは、 言葉にできない特別な関係性を築いていく」。 イノギを演じた奈緒について、 「役柄の生活が見える素敵な女優さんで、 いつかご一緒したいと思っていました」と共演できた喜びと尊敬の念を露わに。 撮影中については、 「奈緒ちゃんは面白い視点で世の中を見ていて、 お話ししていてとても楽しくっていっぱい笑わせてくれるんです」と、 ホリガイとイノギの関係にリンクするようなエピソードも。 最後に、 「誰かと関わることで、 時には傷つけてしまうこともあるかもしれないですが、 きっと誰かを支えられているし、 “どんな人でも誰かのヒーローになれる”。 私自身がそんな前向きなメッセージを受け取った作品でもあります。 皆さんにも、 否定でも肯定でもない、 ただただ日常にそっと寄り添うような、 温かい映画として受け止めていただけたら」とメッセージを送った。

ホリガイとイノギは、 直面する暴力や哀しみをいかに乗り越え、 その中で何を見出しどこへ向かっていくのか。 ぜひ二人の行く末を見届けてほしい。 映画「君は永遠にそいつらより若い」は、 9月17日(金)よりテアトル新宿、 テアトル梅田ほか全国の映画館で順次公開。

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