へずまりゅうの〝みそぎマッチ〟はヘッドギアなしでKO決着必至

へずまりゅう(左)と対戦相手のジャスティン

元迷惑系ユーチューバーのへずまりゅう(30)が19日に素人格闘技大会「hatashiai」(東京・歌舞伎町)でリングデビューする。本気で格闘家を目指しての、みそぎマッチは壮絶な一戦となること必至だ。

昨年まで迷惑系ユーチューバーとして、やりたい放題だったへずまだが、窃盗や威力業務妨害などで逮捕され、先月には懲役1年6か月、保護観察付きの執行猶予4年の判決が出た。控訴しているが、へずまは「もう人に迷惑はかけない。犯罪行為はしない」と反省の態度を示しており、迷惑行動を起こしたユーチューバーや社会事件で物申すキャラに変貌している。

再起を図りたいへずまが選んだ舞台が格闘技だ。hatashiaiからのオファーを受け、準備期間わずか2週間だが、デビューの運びとなった。hatashiai側も最高の舞台を用意した。対戦相手はへずまが衣料品店で黒人店員に難癖をつけた事件に引っ掛け、黒人のファイターのジャスティン(23)を用意した。

試合は1分半2R延長ありのキックボクシングルールで行われる。へずまは身長180センチ、体重100キロの元レスリング経験者で、格闘家の朝倉未来を道場マッチでぶん投げたこともあるが、パンチの技術は素人レベル。「体は弛んでいる」と告白しており、鍛え上げているワケではない。一方、ジャスティンは身長190センチ、体重90キロの筋骨隆々ボディーで、キックボクシング経験があるという。

hatashiaiの古賀真人GMは「へずまの打撃は初心者であることは間違いない。ただ、生まれ持った生命としての凄みと迫力は、サイが襲ってくる感じ。かたやジャスティンはチーターのようなしなやかさと獰猛さを兼ねそろえている。好勝負になる」と予想している。

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