えちごトキめき鉄道(上越市東町、鳥塚亮社長)の開業からこれまでの歩み、今後の展望を記した書籍『えちごトキめき鉄道の挑戦』(天夢人発行、植村誠著)が16日、発刊された。価格は税込み1540円。上越地域内外の書店やオンライン書店で販売されている他、同社管内の有人駅での取り扱いも検討している。
旅や鉄道、それらにまつわることを経済やビジネスの視点から読み解く『旅鉄Biz』シリーズの第4弾としての刊行。第1章「えちごトキめき鉄道 沿線の底力」から「『えちごトキめきリゾート雪月花』の成功」「懐かしい鉄道シーンの再現にかける」「地域の眠れる資源を掘り起こせ」「トキ鉄が語る地方創生と鉄道」の全5章で構成されている。
これまでにも同社の事業を取り上げている天夢人から同書出版の打診があり、国内外の鉄道をテーマに活動するライター・植村さんが、鳥塚社長をはじめ経営幹部を取材するなどして執筆した。
鳥塚社長は16日の記者会見で「非常に良い本を出していただいた。全国の鉄道事情に詳しい植村さんからきちんとしたものを書いていただき、非常にうれしい。トキ鉄のことを皆さんに知っていただくツールとして、ありがたい」と心境を語りつつ、「地域の方々に読んでいただきたい」と呼び掛けた。