東京マラソン財団は17日、都内で臨時理事会を行い、10月17日に予定されていた2021年大会を来年3月6日へ延期すると発表した。
当初は21年大会を今年の3月7日に開催予定だったものの、新型コロナウイルス禍の影響で10月17日に変更となった。しかし、コロナが終息するメドは立っておらず、財団側は「大会開催1か月前においても東京都が緊急事態宣言発令下にあること、また大会当日における新型コロナウイルス感染症の状況や様々な行動制限の状況が予測できない」とし、年内の開催を断念した。
参加予定だった約2万5000人の一般ランナーのうち、参加を取りやめるランナーには、参加料・PCR検査費から事務手数料(200円)及び返金手数料(120円)を差し引いた金額が返金される。参加を希望する場合は、出走権が保持されるという。
手数料を引かれる形となったとはいえ、エントリー規約には、7月18日~9月17日の間にコロナで大会の中止が決まった場合の返金額は「20%」と記されていたことから、ネット上では「とりあえず少額返金じゃなくて良かった」「東京マラソン3月への延期はありがたい。中止で僅か20%の返金だと思っていたので」「神対応じゃねーかよ…」などと好意的な意見が多い。