ヤクルトまたしても挟殺プレーで “屈辱” リクエストも覆らず

ヤクルト・山田(左)に「タッチ」後に倒れる巨人・ウィーラー

またも…。ヤクルトが17日の巨人戦(東京ドーム)で、7回の攻撃中に挟殺プレーが発生。リプレー検証にまでもつれ込んだが、走者はアウトとなった。

事が起きたのは、7回二死一塁で迎えた中村の打席。一走・山田が飛び出していたため、すかさず巨人は一、二塁間に挟む。最後はウィーラーが飛び込み、背中を〝タッチ〟。これで山田がアウトと判定された。

だが、タッチはグラブでかすめる形で際どいプレーだったため、山田はすぐさま三塁側ベンチに向けてリクエスト要求をアピール。両チームともに神妙な面持ちでリプレー検証を待ったが、結果は覆らずにタッチアウトとなった。

ヤクルトは13日の中日戦(バンテリン)でも、1点を追う9回一死一、二塁の場面で挟殺プレーが起こり、リプレー検証の末に併殺打が認められて敗戦が決定。その際に塁審の判定などを巡って高津監督は怒りの猛抗議を行ったが、結果は覆らず。翌日に審判部が謝罪に訪れる事態にまで発展した。

状況は違いながらも、再び挟殺に泣いたヤクルト。だが、この日は直後の8回に塩見の満塁ホームランが飛び出し、7点の大量リードをもって最終盤に突入した。

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