ルーニー監督率いる古豪ダービーが破産申請の手続き開始 ネビル氏はクラブ消滅予測

ウェイン・ルーニー監督(ロイター)

イングランド・チャンピオンシップ(2部)で元同代表FWウェイン・ルーニー監督(35)が指揮するダービーが17日、破産申請の手続きを開始したと発表した。英紙「メトロ」など各メディアが報じている。

クラブ側が新しいオーナーを見つけられなかったことや新型コロナウイルスの影響による財政悪化が理由とし「選択の余地はなかった。難しい決断をした」との声明を出した。また、ダービーはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)違反で勝ち点9の剥奪が確実な状況にあり、今回の破産申請により、さらに勝ち点12を失うという。

1970年代には2度のリーグ優勝を誇る名門クラブについてルーニー監督とマンチェスター・ユナイテッドとイングランド代表でチームメートだったガリー・ネビル氏は「それは壊滅的だし、それはリーグの打撃になる。私たちはリーグへの影響を止めなければならない」と、プレミアリーグやチャンピオンシップへの余波を懸念した上で「彼らは廃業するかもしれない」とクラブ消滅を予測した。

ダービーは2019年から新たなオーナーを探しており、ここまで2つの企業が名乗りを挙げたものの、失敗。今季はここまでに7試合を行い、勝ち点7で16位につけているが、今後の動向が注目されている。

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