AEW CMパンクが「出禁」の音楽フェスに潜入し続けるワケ

CMパンク(C)All Elite Wrestling

米AEW入りを果たしたCMパンク(42)が「出入り禁止」の音楽フェスティバルに出没し、ちょっとした話題になっている。

CMパンクを「出禁」にしているのは、地元のイリノイ州シカゴで開催される音楽フェス「Riot Fest」だ。CMパンクは米ハードロックバンド「リビング・カラー」の1988年のヒット曲「カルト・オブ・パーソナリティー」を入場テーマで使用してきたが、米ニュースサイト「TheFocus」によると、2015年に同フェスに出演したリビング・カラーのステージに登場。だが、なぜかこの時からCMパンクは同フェスを追放されてしまったという。

実際に、現在も同フェスの公式ホームページに掲載された、イベントで許可されるものと許可されないもののリストの中には「NO CM Punk」とある。それでも〝嫌がらせ〟に負けじと、CMパンクは毎年、同フェスへの潜入を試みてきた。

今年の同フェスは9月16日からシカゴで開催されているが、17日に出演したリビング・カラーがツイッターに写真を投稿。そこには、バンドメンバーに囲まれたCMパンクがしっかり映っていた。

これを受け、同フェス側もツイッターを更新。リビング・カラーのツイートを引用し「彼らは、彼が出禁なのを知っていて彼を忍び込ませました。非常に残念です」と遺憾の意を表した。

一体全体、これは何なのか? お気づきの通り「もともとは宣伝のために行われ、お互いに何年も続けてきたものだと思われる」(「TheFocus」)とのこと。「CM Punk」のリングネームは「Chicago Made Punk(シカゴ製のパンク)」が由来とされるだけに、この〝出禁ネタ〟もCMパンクの「シカゴ愛」の表れと言えそうだ。

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