新日本プロレスの最高峰リーグ戦「G1クライマックス」が18日、エディオンアリーナ大阪大会で開幕。Aブロック公式戦で内藤哲也(39)がザック・セイバーJr.(34)との初戦で痛恨の黒星を喫した。
IWGPタッグ王座を巡る抗争を繰り広げ、7月大阪大会ではシングルマッチで勝利を収めているザックとの初戦。内藤は右膝を徹底的に攻められ、なかなかペースを握れない。ニークラッシャーをカウンターのDDTで切り返して反撃に出たものの、雪崩式フランケンシュタイナーを狙ったトップコーナーで卍固めに捕獲される。
コリエンド式デスティーノで何とか流れを引き寄せた内藤は、ザックドライバーをバレンティアで切り返す。2発目のザックドライバーにもカウンターのデスティーノを合わせて攻勢に出た。
ところが正調のデスティーノで試合を決めにいったところで、インディアンデスロックとアームバーの複合関節技に切り返されてしまう。ザックの真骨頂とも言える脱出不能の関節技地獄にハマった内藤はあえなくタップアウト。初戦から右膝に大きなダメージを負ってしまい、セコンドの肩を借りながら退場した。
内藤はバックステージでもコメントを残すことなく控室へ。2017年以来4年ぶり3度目の優勝を狙うG1で、いきなり黄信号が点滅した。