広島・大瀬良にエースの覚悟 8戦連続QSも「そこじゃない」

好投した大瀬良だが…

人一倍、強い責任感を抱いている。広島の大瀬良大地投手(30)が18日のDeNA戦(マツダ)に先発し7回4安打1失点の好投を見せた。ただ、打線の援護に恵まれず、3日のヤクルト戦から3試合、勝利を手にすることができていない。

大瀬良は「しっかりとゲームをつくれたかなと思います」と話しつつ、初回に与えた先制点に「初回に点を取られていなかったらもう1イニングいかせてもらったのかなというのもあるし、行くつもりではいたんですけど…」と悔しげだった。

それでも7月6日のDeNA戦から8試合連続でのクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)を達成。ただ、コイのエースとして満足はしていない。「自分に求められているのはそこ(QS)じゃないので」。

自身が果たさなければいけない役割は「より長い回を投げることもそうだし、やっぱりチームを勝ちに導くことが一番だと思う」と語る右腕は「(QSは)最低限の最低限というか…求められているのは高いところにあると思う」と力を込めた。

今季は前半戦で右ふくらはぎのけがで離脱などがあり、この日を含めて17試合に登板して6勝5敗にとどまっている。シーズン終盤に向け背番号14は「残りの試合はしっかり勝ちにつながる投球ができるように頑張ります」と意気込んでいる。

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