【ローズS】名牝エアグルーヴの血を引くアンドヴァラナウトが快勝 

ローズSで1着になったアンドヴァラナウト

秋華賞トライアルのGⅡローズステークス(19日=中京競馬場、芝2000メートル)は、福永祐一騎手鞍上のアンドヴァラナウト(池添学厩舎)が、中団外から直線抜け出して、重賞初挑戦初V。2着エイシンヒテン、3着アールドヴィーヴルとともに本番の優先出走権を手に入れた。

先週のGⅢ紫苑S(ファインルージュ)に続く2週連続重賞Vとなった福永騎手は「コーナー4つの競馬でどういう走りを見せてくれるか、ちょっと半信半疑なところもあったんですが、非常にうまく対応してくれました。道中は一番いいポジションで脚をためることができましたし、4角で他馬が来てから外に誘導したらとても鋭い反応を見せてくれました」と会心の騎乗を振り返った。

アンドヴァラナウトは祖母に1997年、牝馬として26年ぶりにJRA年度代表馬に輝いた名牝エアグルーヴを持つ良血馬(父キングカメハメハ)。この日は、1歳上の全姉ゴルトベルク(手塚厩舎)も、中山10RのレインボーS(3歳以上3勝クラス、芝1800メートル)を勝っており、姉妹同日Vを飾った。

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