サンジロワーズに加入のMF三笘が得意の左ウイングからコンバートへ 指揮官が示唆

三苫薫(ロイター)

ベルギー1部サンジロワーズに加入した東京五輪代表MF三笘薫(24)が得意の左サイドからポジションを変更する可能性が出てきた。同国メディア「LES SPORTS」が伝えている。

三笘はホームのワーレゲム戦(18日)で2試合連続のベンチスタートとなり、後半28分に投入されると、得意のドリブルで敵陣に攻め込むなど、持ち味を発揮し、2―1の勝利に貢献。クラブは少しづつチームになじませる方で状況や三笘のコンディションを見極めており、しばらくはサブからのスタートとなりそうだ。

そんな中、同メディアは三笘について「印象的な反応速度を持っており明らかに左ウイングが好みの場所だ。しかし、小さな問題がある。フェリス・マッズ監督は通常3―5ー2にシステムで左ウイングを使用していない」と疑問を呈した。この日も三笘は2トップの1角で途中出場しており、今後の起用法が注目されている。

マッズ監督は「私はすでに三笘と、それ(ポジション)についてたくさん話し合った。彼は私たちの話し合いに賛成したし、彼はいくつかのポジションでプレーできると思う。優先は左サイドにあるが、現在のシステムではいくつかのオプションがある」とし、三笘を中央など、本職ではない位置での起用も検討しているという。

チーム事情とはいえ、不慣れなポジションで結果を出すことができるだろうか。

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