【RIZIN】初登場の元K―1王者久保優太 妻サラが強烈インパクト

久保優太の入場時に歌とダンスを披露したサラ夫人

格闘技イベント「RIZIN.30」(19日、さいたまスーパーアリーナ)で、元K―1ウエルター級王者の久保優太(33)が総合格闘技(MMA)ルールに初挑戦。リオ五輪レスリング銀メダルの太田忍(27)に判定0―3で敗れたが、最後まで太田のグラウンドに屈せずMMAのポテンシャルを証明した。

同時に強烈なインパクトを残したのが久保の妻、サラさんだ。久保の入場時に花道で歌とダンスを披露。K―1でも見せていた応援パフォーマンンスだったが、バックダンサーもつけた本格的なもので、場内のムードを一変させた。久保がリングに上がってもパフォーマンスは続行され、まるまる1曲を歌い切った。試合中も心配そうな表情で、夫を応援し続けた。

これには久保も感激。しかも試合後の控室でも妻に励まされたという。「むちゃくちゃ落ち込んでいるときに、サラちゃんが来てくれて『勝つまで歌ってあげるよ』と言われたんで。これは勝つまでやるしかないんで、早く試合がやりたい」(久保)。これで早々と次戦へのモチベーションが急上昇だ。

もともと「サラちゃんにカッコいいところを見せたいというモチベーションで、リングに上がっている」とのことで、以前は夫の試合を観戦に訪れることもなかったという。それがいまや会場で応援どころか、応援パフォーマンスまで見せてくれる。久保は「それがパワーになっている」と、悔しい敗戦にも前を向いて愛妻のためにMMA初勝利を目指す。

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