【RIZIN】石渡伸太郎 感無量の引退セレモニー「幸せな格闘技生活でした」

引退セレモニーを行った石渡

格闘技イベント「RIZIN.30」(19日、さいたまスーパーアリーナ)で、石渡伸太郎(36)の引退セレモニーが行われた。

石渡はバンタム級のトップファイターとして活躍。2011年には第2代同級キング・オブ・パンクラシストになった。RIZINには17年10月の福岡大会から参戦し、同年の大みそかには「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017」決勝で堀口恭司に敗れたものの、準優勝の結果を残した。

今年はRIZINで現在開催中のバンタム級トーナメントに出場したが、6月の東京ドーム大会での1回戦で井上直樹に1ラウンド(R)1分58秒、グラウンドキックでレフェリーストップ負けを喫した後、引退を表明した。

リングに上がった石渡は「本日は最高の舞台でご挨拶をさせていただきありがとうございます」と感謝。さらに「那須川天心選手や堀口恭司選手のようなアッと驚かせる試合ができない分、一戦一戦を一生懸命たたかってきました。ですが、体の限界が来てしまって…引退することにしました。これからも形は変わりますが、格闘技界を盛り上げられるように頑張ります。幸せな格闘技生活でした」と話した。

最後に「これまで支えてくださった方、応援してくださった方、本当にありがとう互いざいました」と頭を下げ、高田延彦キャプテンから花束を受け取ると感無量の様子で10カウントを聞いた。

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