小山田圭吾〝いじめ釈明文〟に矛盾点 「友人」の年賀状を勝手に晒し、嘲笑

自己保身と叩かれる小山田圭吾(東スポWeb)

またも大炎上している。過去の〝いじめ自慢〟が原因で東京五輪・パラリンピックの開会式の楽曲担当を辞任したミュージシャンの小山田圭吾(52)が17日、ソロユニット「コーネリアス」のSNSで改めて一連の騒動について言及した。

小山田氏は16日発売の「週刊文春」のインタビューに応じ、過去雑誌で話していた苛烈ないじめ自慢の大半は〝創作〟だったと主張。コーネリアスのSNSに掲載された5000文字以上の声明文でも「同級生に排泄物を食べさせた、自慰行為をさせた」という話について「私が行わせたり、示唆や強要をしたといった事実は一切ありません」と説明した。

続けて「小学校の帰り道に、クラスメイトの一人がふざけて道端の犬の糞を食べられると言い出し、拾って口に入れてすぐに吐き出したという出来事があり、彼本人も含めその場にいた皆で笑っていたという話が事実です」と描写を再現した。

あくまで自分は〝主犯〟ではなく傍観者。それを雑誌のインタビューであたかも自分がやったことにしてワル自慢してしまったというのだ。

百歩譲ってそれが本当だとしても、声明には完全な矛盾部分がある。小山田が批判された最大の理由は障がい者いじめにある。その相手をAさんとする。

小山田は声明でAさんとの関係性について「その彼とは中学ではほとんど接点がなく、高校に入り同じクラスになって再会してからは、会話をする機会も増え、手紙や年賀状のやり取りをするなど、自分にとっては友人の一人でした」と回想。「高校生時代の実体験として彼との日常を思い返すと、友人という言い方以外は難しいというのが正直な気持ちです」と強調した。

だが、「Quick Japan」(1995年8月号)では、友人であるはずのAさんからもらった年賀状の実物を断りなく誌面に載せ、次のように語っている。

「年賀状とか来たんですよ、毎年。あんまりこいつ、人に年賀状とか出さないんだけど、僕のところには何か出すんですよ(笑)。でも来ると、ハガキに何かお母さんが、こう、線を定規で引いて、そこに『明けましておめでとう』とか『今年もよろしく』とか鉛筆で書いてあって、スゲェ汚い字で(笑)」

年賀状を晒して、笑う――。これが友人と呼ぶ相手にする行為かは疑問が残るところだ。

音楽関係者は「一連のスキャンダルで仕事が激減し、家族にも影響が出ている。小山田さんなりに火消しを試みたようですが、逆効果だったかもしれませんね」と話す。

小山田は自分で自分の首を絞めてしまったようだ。

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