大谷好投も10勝目ならず アスレチックスが延長戦制す

【アスレチックス3-2エンゼルス】(延長10回タイブレーク)@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは先発の大谷翔平が8回108球を投げて被安打5(うち被本塁打2)、奪三振10、与四球3、失点2の好投を見せたものの、打線がアスレチックス先発のフランキー・モンタスの前に沈黙。9回裏に同点に追いついて大谷の負けを消すのが精一杯で、延長戦の末に3対2で敗れた。勝利したアスレチックスは連勝を5に伸ばし、ワイルドカード圏内との2ゲーム差をキープ。今季のエンゼルス戦19試合を15勝4敗で終えた。

大谷は3回表にヤン・ゴームスの14号ソロ、4回表にマット・チャップマンの26号ソロで1点ずつを失い、2点のリードを許したが、7回表に三者連続三振を奪うなど、今季3度目の2ケタ奪三振を記録。8回表には3つの四死球で一死満塁のピンチを招いたものの、ジェッド・ラウリーをショートフライ、チャップマンを空振り三振に仕留め、ガッツポーズしながら雄叫びを上げた。打線の援護がなく、今季10勝目とベーブ・ルース以来103年ぶりの「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」は次回登板以降に持ち越しとなっている(防御率3.28)。

エンゼルスは9回裏に一死2・3塁のチャンスを迎え、ホゼ・ロハスのタイムリーに右翼セス・ブラウンのエラーが絡んで2対2の同点。しかし、直後のサヨナラ機を生かせず、10回表に1点を勝ち越されて2対3で敗れた。「2番・投手」でスタメンに名を連ねた大谷は四球、申告敬遠、ピッチャーゴロ(セーフティバント)、空振り三振で2打数0安打2四球。今季の打率は.257、OPSは.952となった。

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