【秋場所】照ノ富士が大栄翔に金星を初献上 伊勢ヶ浜審判長「いつもより気合が不足している感じ」

大栄翔(手前)に寄り切られた照ノ富士(東スポWeb)

大相撲秋場所9日目(20日、東京・両国国技館)、新横綱照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)は幕内大栄翔(27=追手風)に寄り切られて初黒星。前みつを狙うも攻めきれず、のど輪に起こされて最後は土俵を割った。

過去5勝2敗で直近3場所は勝利を収めていたが、新横綱として初めて金星を献上。取組後は取材に応じることなく国技館を後にした。

土俵下の伊勢ヶ浜審判長(元横綱旭富士)は「照ノ富士が前に出なかった。いつもより気合が不足している感じがしたかな」と指摘した。

この日は幕内妙義龍(境川)が敗れ、場合によっては照ノ富士が全力士に2差以上つける可能性もあった。

それでも新横綱有利に変わりなく、2敗の幕内阿武咲(阿武松)、幕内隠岐の海(八角)、妙義龍、幕内遠藤(追手風)、幕内千代の国(九重)、3敗の大関正代(時津風)、関脇御嶽海(出羽海)、幕内霧馬山(陸奥)、大栄翔、幕内千代丸(九重)が追っているが…。Vレースにさらなる番狂わせは起こるのか。

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