高病原性鳥インフルエンザの発生シーズンを前に、養鶏農家や県などが警戒を強めている。国内では昨季、過去最多の約987万羽が殺処分され、国は飼養衛生管理者選定の義務付けや、大規模農場への埋却地確保、発生対応計画の事前策定などを求めた改正飼養衛生管理基準を10月から施行する。今秋以降は、欧州で2020年秋から21年春に流行したウイルスが渡り鳥によって国内に侵入するリスクが高いため、県は約900農場を対象に新基準を満たしているかなどを確認する巡回指導を、10月中旬までに終えたい考えだ。
本県 鳥フル警戒強化 国の防疫新基準 来月施行
- Published
- 2021/09/21 06:00 (JST)
- Updated
- 2021/09/21 10:21 (JST)