第25週の週間MVPは打撃好調のイ軍・ラミレスとカ軍・オニール

日本時間9月21日、2021年シーズン第25週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはホゼ・ラミレス(インディアンス)、ナ・リーグはタイラー・オニール(カージナルス)が選出された。ラミレスは2018年7月以来3年ぶり4度目の受賞。インディアンスの野手が週間MVPを受賞するのはそのときのラミレス以来である。一方のオニールは自身初の受賞。カージナルスからの選出はトミー・エドマン(第22週)に続いて今季2人目となった。

ラミレスは6試合に出場して打率.500(20打数10安打)、2二塁打、2本塁打、7打点、4四球、0三振、1盗塁、出塁率.560、長打率.900、OPS1.460の好成績をマーク。日本時間9月20日のヤンキース戦では4打数4安打3打点の大活躍でチームの勝利に貢献し、今季の35本塁打はスイッチヒッターでメジャー最多の数字となっている。2017年以降に放った長打334本は同期間のメジャー最多。2016年以降に150本塁打以上かつ長打390本以上を放っているのはメジャー全体でラミレスとノーラン・アレナード(カージナルス)の2人だけである。

オニールは6試合に出場して打率.391(23打数9安打)、1二塁打、3本塁打、10打点、4四球、10三振、2盗塁、出塁率.481、長打率.826、OPS1.308の好成績をマーク。日本時間9月15日から4試合連続で複数打点を記録し、同19日のパドレス戦では8回裏に値千金の28号逆転2ランを放った。カージナルスは現在8連勝中と好調だが、オニールはその8試合すべてで安打と得点を記録。ポール・ゴールドシュミットとアレナードのあいだを打つ3番打者としてチームの快進撃に大きく貢献している。

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