九州最高齢 ”ご長寿カバ”の「ドン」を祝う 敬老の日 長崎バイオパーク

敬老の日を祝うおからのケーキを来園者からもらうカバのドン=西海市、長崎バイオパーク

 敬老の日の20日、長崎バイオパーク(西海市西彼町)で飼育されている九州最高齢のカバ「ドン」(雄、41歳)の長寿を祝う餌やり体験があり、好物のおからで作ったケーキを来園者が食べさせた。
 バイオパークは1980年にオープン。ドンは開園3年目にやって来た。妻「ノンノン」との間に「泳げないカバ」として有名になった雌のカバ「モモ」など3頭を授かり、孫は6頭。去年1月には北海道の動物園でひ孫も生まれた。
 20日はおからをソフトボール大に丸め、食用の花をあしらったケーキを、来園者がドンの口に放り込んだ。4歳の子どもと訪れた長崎市の会社員、森口省吾さん(29)は「わが子の喜ぶ姿が見られてよかった」と笑顔を見せた。
 ドンと「同期入社」という伊藤雅男園長(60)は、ドンの兄は北海道の園におり、52歳で国内最高齢と明かし、「マイペースで昼間は寝ていることが多いが、長寿の家系。これからも健やかに暮らしてほしい」と話した。


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