【FMW―E】大仁田と高木三四郎が原点タッグ結成じゃ!「あのころにように何かをつかみたい」

タッグ結成が決まった大仁田厚(右)と高木三四郎

邪道・大仁田厚(63)率いるFMW―Eは21日、次回大会「SKY HIGH」(10月24日、神奈川・鶴見青果市場)で大仁田とDDTの高木三四郎がタッグを結成すると発表した。メインの電流爆破マッチでミスター・ポーゴ、アブドーラ小林組と対戦する。

大仁田にとって原点回帰のタッグ結成となる。2000年7月30日に長州力との電流爆破戦を控えた大仁田は、直前の同13日にDDTの渋谷大会に出場。高木とノーロープ有刺鉄線デスマッチで対戦した。

当時はFMWから離脱し、一人で新日本プロレスと抗争を展開。長州を爆破のリングに引きずり込むことに成功した。また高木にとっては、これが初のデスマッチだった。

そのころのことが脳裏をよぎったという大仁田は「あの時の有刺鉄線デスマッチは感動しました。もう一度俺たちも原点に戻り、あのころの自分のように、ガムシャラに何かをつかみたいと思った時代に戻ってみませんか? 10月24日、鶴見爆破アリーナでお待ちしています」とラブコールを送った。

これに対して高木は「長州戦を2週間後に控えているにもかかわらず、自分と戦っていただいた。その試合が『コロッセオ』(日本テレビ)、『ワールドプロレスリング』(テレビ朝日)で流され、私はプロレスラーとして世間に認知されるようになりました。今回の大仁田さんからのタッグ要請、私に断る理由などありません。大仁田さんの隣に立ち、大仁田さんと戦ったあのころの気持ちを取り戻したいと思います! 10月24日、よろしくお願いします」と快諾。2人のタッグ結成が決定した。

同大会ではこの他「女子電流爆破プリンセストーナメント」2試合(鈴季すずVSマドレーヌ、世羅りさVSライディーン鋼)ら全6試合が予定され、全試合が電流爆破マッチ形式で行われる。

10月31日(日本時間11月1日)には米ニュージャージー州のトレントン・サンダー球場でマット・トレモントと電流爆破戦が決まっており、大仁田は「米国に行く前に、FMW―Eをアピールをしたい!」と意気込んだ。

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