今季出番なしのリバプール・南野拓実は “特殊能力” の持ち主! アシスタントコーチが証言

早く出場機会が欲しい南野(ロイター)

イングランド・プレミアリーグ、リバプールの日本代表MF南野拓実(26)が、首脳陣から〝特殊能力〟を評価されている。今季公式戦出場はまだゼロだが、完全に見限られたわけではないようだ。

地元紙「リバプールエコー」によると、南野が今季公式戦初出場する可能性が高いリーグ杯(カラバオカップ)3回戦ノリッジ戦(21日=日本時間22日)に向けてアシスタントコーチを務めるペップ・リンダース氏が会見で南野について言及。その中で「タキ(南野の愛称)は本当に良いプレシーズンを過ごしたし、(昨季後半プレーした)サウサンプトンに行ったことは彼にとって本当に重要なことだった。彼はインパクトを与えてくれたし、われわれは彼のことを本当に熱心に考えている」と評価した。

さらにリンダース氏は「クロップ監督は『タキがGKと1対1になる回数がすごい』と言っていたので、そのとき私は『GKと1対1になるのにスピードは必要ないことを示している』と言った。彼は自然と知的な動きができる選手。背後に回るタイミングがよく、近くにいる選手との連係も素晴らしい」と強調。爆発的なスピードがなくてもGKと1対1になる回数を増やせるのは南野にとって大きな武器だけに、今後はそれを決め切って出場機会増を勝ち取りたいところだ。

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