巨人 屈辱の完封負けで遠のく首位…原監督「今は我慢」

泰然自若?の巨人・原監督

巨人が21日の広島戦(マツダ)で0―2の完封負けを喫した。

2回から3イニング続けて得点圏まで走者を進めながら〝詰めの一打〟が出ず、結局はスコアボードに「0」だけを並べてカープ先発・床田にプロ初完封勝利まで献上した。原辰徳監督(63)は「(好機で)1本出なかったというところですね。まあ完封だからね。完封されているわけだから」と繰り返した。

チグハグぶりは、そのまま試合結果に表れている。9月に入って4勝9敗4分け。連勝したのは8月29日から9月1日までの3連勝が最後で、チーム全体が調子を維持できない状況にある。そして、この日の敗戦で首位阪神とは3・5ゲーム差、2位ヤクルトにも2ゲーム差に引き離された。

それでも、原監督は「なかなか乗り切れないところはあるけどね。今は我慢しながらね、やるべきことだけはしっかりやると。チェックすべきところはちゃんとチェックするというところですね」と変わらず一戦必勝の構えで突き進む構え。3位からの逆転Vへ、再浮上のきっかけをつかみたい。

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